山本昌史(ヤマモトマサシ)
コントラバス奏者。コントラバスソロを活動の中心に、現代作品、即興演奏に意欲的に取り組む。再演が少ない作品の復活と継承を自らの使命と課す一方、近年は国内外の作曲家への委嘱も積極的に行いコントラバス独奏曲のレパートリー拡大に努め、コントラバスによる新たな音楽表現を追究している。
独創的な企画はこれまでに、静岡音楽館AOIとの共同主催事業や、神奈川県立音楽堂「紅葉坂プロジェクトvol.2」 日本現代音楽協会主催「ペガサス・コンサートvol.VI」などに採択されている。近年はポーランド、ドイツ、フランスにてコンサートを行うなど、活躍の場を広げる。2023年8月、ダルムシュタット夏季現代音楽講習会でのソロパフォーマンスが評価され、クラニッヒシュタイン特別賞を受賞。2024年1月、無伴奏ソロ2種類のプログラムによる三日間4公演『アンプラグドシアター』を主催、佐治敬三賞推薦コンサートにも選出され好評を博す。5月にはソリストとして森田泰之進作曲のコントラバス協奏曲を初演。
また、自作曲が、国際コントラバス奏者協会(ISB)主催「デイヴィッド・ウォルター作曲コンクール」コントラバス&エレクトロニクス部門にて、同部門日本人初となるグランプリを受賞。2025年6月アメリカ・フロリダにて開催されるISBコンベンションで受賞作品が再演されるほか、演奏家としても招聘されリサイタルを開催する。また、7月にはワルシャワの現代音楽祭「AżTak Festival」にて、現地作曲家による作品初演を含むソロ・リサイタルを行う。
NATSUMENベーシスト
オーケストラ・トリプティーク首席コントラバス奏者
静岡県掛川市出身。東京藝術大学音楽学部別科修了。